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2022/03/30 13:55

【2025.05.19更新】

隕石を切断する機材(高速切断機)

150mmくらいまでの小さめの隕石を切断する時におすすめ
下記の切断砥石とスタンドを組み合わせて使うと切断性と安全性が高まります
※切断するときに大きな音と大量の火花が散るので住宅地での使用はおすすめしません
携行:★★★★★
切断:★★★★★
静粛:★



鉄隕石の切断用
105mmは刃の直径で0.8mmは刃の厚みです
刃の厚みが薄ければ薄いほど隕石を切断した時のロスが少なくなるのでおすすめです
ただし砥石が薄いため繊細な作業をしないと割れやすいので心配な方は下記の1.0mmでもOKです


鉄隕石の切断用
105mmは刃の直径で1.0mmは刃の厚みです

石質隕石と石鉄隕石の切断用
刃の厚みが1.4mmと厚めで切断した時のロスが気になりますが、
刃が割れたりしにくくなるので安全性は高くなります


お手持ちのディスクグラインダー(100mm.125mm)を取り付けて簡易切断機として使えます
すべり止め付きで安定性が高く角度切断が可能です
しかもバイス付と至れり尽くせりです



マキタ(Makita) 355mm 切断機 LW1401
鉄隕石の切断のみに使えますが不定形な隕石の原石などには使用できず、立方体などに整形してある必要があります。
切断による材料ロスはカッターの厚みに比例し、2mm以上のロスが発生します。
重さ16kgくらいで、たしかに早く切れる機械なのですが、デメリットが多すぎて隕石の切断には向いていません。
※切断するときに騒音レベルの大きな音と大量の火花が散るので住宅地での使用はおすすめしません。
携行:★★★
切断:★★★★★
静粛:★





隕石を切断する機材(コンターマシン)

鉄隕石の切断のみに使えて二通りの使い方ができ、マシン自重による自動切断とコンターマシン(卓上バンドソー)による切断ができます。
建築現場などで鉄筋や鉄鋼を切ったりするのに使用されており、あまり大きなものは切れませんが長辺が110mm程度のものなら切れて、20万円くらいで180mmくらいまで切れる上位マシンが買えます。
不定形なものを切断するにはコンターマシンを使い、ある程度の形が整えられたら、マシン自重による自動切断機能も使えます。
重さは20Kgくらいなので、頑張れば持ち運びもでき、切断による材料ロスは0.6-1mm以下で昼間なら住宅街でも使えるくらいの音(機械から50cm付近で計測して空転時60db程度、切断時75db程度)で火花もほぼ出ないのでおすすめです。
携行:★★★
切断:★★★★
静粛:★★★★




不定形な隕石をしっかりと固定して切断する方法

上記で説明した切断機では隕石を固定するためのバイスという言葉が何度も出てきました。
バイスは面と面で切断したい材料を固定するため隕石の原石ような不定形なものでは使えません。
ですので隕石を立方体など【平らな面を2つ以上作る】必要があります。
どうするかというと型枠の中に隕石を入れてセメント(ウレタンフォーム)を流し込んで立方体にします。
イメージとしては日本酒を飲む時の升や土木工事でセメントを流し込む型枠です。
流れとしてはだいたい下記のような感じです。

1.100円ショップで木の板、ハンマー、針金を買う、別途セメント(ウレタンフォーム)を用意する
2.木の板に隕石を置き、升みたいな感じで隕石が入るように線を引く
3.立方体や直方体になるように枠を作り針金である程度は固定する
4.セメントを流し込んで、ある程度は形を整える
5.針金をキツく縛り枠をしっかりと固定する
6.固まったらハンマーなどで型枠をはずす
7.セメントごと固定して切断する
8.切断した隕石に付着したセメントはハンマーやペンチなどを使って綺麗に落とす
※モルダバイトやリビアングラスなどの時はウレタンウォームでも可
※この方法は切断時に不純物が入るため、隕石の粉を採取することはできません





隕石を切断する機材(卓上マシン)


BAOSHISHAN ミニテーブルソー
鉱物や石質隕石を切断するときはダイヤモンドカッターを装着し、鉄隕石を切る時は切断砥石を装着します。
石鉄隕石は、理想は石部分をダイヤモンドカッターで、鉄部分を切断砥石(火花でます)で切ります。めんどくさければダイヤモンドカッターだけでも切れますが、カッターは尋常じゃないくらい摩耗します。
サイズ的には、だいたいコブシくらい(高さ5cmくらい)のものを切断できるようになります。
切断による材料ロスはカッターの厚みに比例するので、1mmくらいのものがおすすめです。
※切断するときにかなり大きな音がするので、防音設備がない住宅密集地での使用はおすすめしません。
※間違っても木工用のブレードを使わないように注意して下さい。
携行:★★★★★
切断:★★★★
静粛:★★






隕石を研磨する道具

個人のお客様が100g以内の隕石を研磨したい時におすすめです。
400番→800番からのエッチングが簡単でいいと思います。


1Kgくらいまでの隕石を研磨するのに重宝しています。 下記のプロクソンのサンダーよりも一回り大きいですが、プロクソンよりも安価なので2台購入して、400番→800番→1500番などのベルトで研磨すると効率が上がります。

下記のバイスと固定ホルダーを使うことで、机などに固定してサンダーをかけられるので両手を使えるようになり、小さい隕石のサンダーがけがやりやすくなります。同じようなものでペンサンダーというものが数千円でありますが隕石を研磨するのには効率が悪いので購入しない方がいいです。(経験者談)


プロクソン(PROXXON) フレキシブルバイス No.24608
マイクロサンダーなどのオプション品で、これがあれば机に固定できるようになります。


プロクソン(PROXXON) 固定ホルダー【マイクロシリーズ用】
マイクロサンダーなどのオプション品で、バイスに挟むためにこのホルダーを使用します。なくても大丈夫ですが、ないとサンダー本体をそのままバイスで挟むことになるのでおすすめしません。


TRUSCO(トラスコ) スモールファインベルト 10X330#800 20枚入
上記の京セラとプロクソンのベルトサンダー用で400番と800番があれば安心です。

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