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2022/03/30 13:54

隕石を知るうえで店長が超おすすめする一冊
隕石コレクター―鉱物学、岩石学、天文学が解き明かす「宇宙からの石」
絶版になっているため、希少になっており通常6000-8000円程度します。
10年以上前に出版された本なので隕石の分類は旧分類になっていますが、隕石はどこからやってくるのか?鉄隕石と石質隕石と石鉄隕石はどのようにして出来るのか?ウィドマンシュテッテン構造がある隕石の種類はどれなのか?シュライバーサイトやトロイライトの見分け方などなど、隕石コレクターとしての重要な情報が満載です。この本さえ読めば、その辺で隕石を販売している人よりも高度な知識を得ることができます。

全ての隕石が磁石にくっつくと誤解されていることが多いですが、くっつかないものもあります。
一部の炭素質コンドライト、エイコンドライトのユークライトとダイオジェナイトなどです。

【未分類の隕石】
アフリカ大陸北西部の砂漠地帯で見つかるNWAxxxは国際隕石学会(The Meteoritical Society)に認定されていない隕石で正式名称はNorth West Africa xxx(未分類のためxxxと表記される)です。
隕石は様々な検査や分析にかけられてから国際隕石学会に認定されます。認定されてやっと隕石としての価値が出るのでこの隕石は標本としてはあまり価値がありません。
国際隕石学会に認定されていないからあまり価値がないというのもありますが、隕石ハンターが分析に回すほどでもない思ったほどありふれた隕石であることが多く、ほぼ石質隕石の普通コンドライトで少量しか発見できなかったものをごちゃ混ぜにして隕石ハンターが販売しています。
そのため安い隕石の代名詞でもあるNWA869よりも安価に手に入るのでお試しで隕石を購入したい方やトレジャーハント感覚で検査されていないからこそレアな隕石があるかも!という方におすすめの隕石かも知れません。

【石質隕石】
石質隕石は主に珪酸塩鉱物からなる隕石で主要鉱物としては橄欖石、輝石、鉄-ニッケル合金から出来ています。分類としてはリュールという球粒状構造があるコンドライトと構造がないエイコンドライトに分けられており、厳密には元素組成を考慮して分類するためコンドリュールのないコンドライトやコンドリュールのあるエイコンドライトもあります。
【石質隕石 エンスタタイトコンドライト】
鉱物を組成する輝石のなかで主要なのがマグネシウムに富む輝石「頑火輝石(エンスタタイト)」であるためエンスタタイトコンドライトと呼ばれ、地球に落下してくる石質隕石の中では1%以下と非常に珍しいタイプです。
含まれる鉄のほとんどが金属または硫黄と結びついたトロイライトとして存在しており、約30%の全鉄を含むEH(Enstatite high metal)と約25%の全鉄を含むEL(Enstatite low metal)タイプがあります。
【石質隕石 普通コンドライト】
普通コンドライトは最も普通の隕石で発見された隕石のうち90%が普通コンドライトだと言われており、金属鉄(元素ではなく金属状態の鉄)の量が多い順にH(High iron)、L(Low iron)、LL(Low iron、Low metal)に分類されます。
【石質隕石 普通コンドライト H】
金属鉄(元素ではなく金属状態の鉄)の量が多いのがH(High iron)です。
重量の25-31%が全鉄で、15-19%が結合していない金属鉄なので簡単に磁石にくっつきます。
金属の含有率が高いことに加え主に同量の橄欖石と輝石から出来ており輝石は大抵の場合がブロンザイトです。
【石質隕石 普通コンドライト L】
金属鉄(元素ではなく金属状態の鉄)の量が少ないのがL(Low iron)です。
重量の20-25%が全鉄で、4-10%が結合していない金属鉄なので、あまり磁石にくっつかず内部に見える金属片も少ないです。
普通コンドライトの中ではLが地球への落下が一番多く、酸化された状態の鉄を多く含むので鉄橄欖石や紫蘇輝石に富んでいます。
【石質隕石 普通コンドライト LL】
全鉄も金属鉄(元素ではなく金属状態の鉄)も量が少ないのがLL(Low metal Low iron)です。
重量の19-22%が全鉄で、0.5-3%が結合していない金属鉄なので、ほとんど磁石にくっつかず内部に見える金属片もかなり少ないです。
普通コンドライトの中ではLLが地球への落下が一番少なく、鉄橄欖石に富んでいます。

【石質隕石 ルムルチコンドライト】
ケニア南西部にあるルムルチ近郊で新たな隕石が発見されたことで命名されました。
明るい砕屑片が埋まった角礫岩のような構造をしており、コンドリュールが少なく鉄-ニッケルはほとんど含まれていませんが磁硫鉄鉱を含むため僅かに磁石にくっつく標本もあります。
鉄を含む橄欖石の量がコンドライトの中では最も高くコンドライトの中では最も鉄の酸化度が高いことがRコンドライトの一番の特徴です。
石質隕石 炭素質コンドライト】
コンドリュールを含む石質隕石のうち色々な化合物や有機物の形で炭素原子を含むものをいい、炭素質コンドライトのなかにはアミノ酸、脂肪酸などの有機物もしばしば検出されます。
【炭素質コンドライト CI】
地球に落下してもすぐに分解されて粉末状になってしまいます。ですので落下したすぐに発見し非常に脆いものを真空に近い状態で保存しない限りは原石みたいな状態として残らず手に入れることが非常に難しいタイプです。もしCIが販売されていたら99%偽物です。
【炭素質コンドライト CM】
CMは炭素質(Carbonaceous)のCと分類時のプロトタイプであるミゲイ隕石(Mighei)のMから来ています。
高温型の珪酸塩鉱物を含みCIよりも水の含有率が少ないですが組成は基本的に変わりません。
しかしCIとの明らかな違いはコンドリュールを含み、そのコンドリュールの組成は鉄橄欖石であることです。
炭素質コンドライトの中では最も発見情報が多いタイプとなります。
【炭素質コンドライト CV】
CVは炭素質(Carbonaceous)のCと分類時のプロトタイプであるヴィガラノ隕石(Vigarano)のVから来ています。
構造も組成も普通コンドライトに最も近く、結晶構造に水をあまり含まないため頑丈で風雨にさらされても分解されにくいです。
CVの最大の特徴は暗い灰色のマトリックスの中にある不規則な形の白い大きな包有物[CAI](高カルシウムアルミニウム含有物と珪酸塩鉱物の混合物)の存在です。
【炭素質コンドライト CR】
CRは炭素質(Carbonaceous)のCと分類時のプロトタイプであるレナッツォ隕石(Renazzo)のRから来ています。
CRは熱水変質で生成された含水珪酸塩鉱物を含みますが、COコンドライトと同様に還元されているので鉄ニッケルと硫化鉄も重量の10%ほど含み、この金属の含有量こそが炭素質コンドライトCRの最大の特徴です。
重量のおよそ50%が平均直径0.7mmほどの比較的大きなコンドリュールとコンドリュールの破片で出来ており、金属はきめの細かいマトリックスの中やコンドリュールの中に包有物として入っています。
【炭素質コンドライト CK】
CKは炭素質(Carbonaceous)のCと分類時のプロトタイプであるカロンダ隕石(Karoonda)のKから来ています。
全てのCKコンドライトに様々な度合いで変成が見られ、中には衝撃による脈があるものもあり過去に何かと衝突したことを示唆しています。
他の炭素質コンドライトと同じように激しく酸化しているため金属の粒を含みませんが、鉄に富んだ橄欖石や輝石を含んでおり、CVやCOに似ていますが、化学組成が異なります。
【炭素質コンドライト CH】
CHは炭素質(Carbonaceous)のCと最大で重量の40%もの金属を含むことからHigh MetalのHから来ています。
CHコンドライトはコンドライト群の中で最も金属に富むものの一つで、CBコンドライトやNWA12273などの一部の非グループ化されたコンドライトに次いで金属の含有量が多く、化学的にはCRやCBに近いコンドライトです。
最初に発見された隕石はALH85085でCHグループの標本はすべて岩石学的タイプ2(CH2)またはタイプ3(CH3)に属します。
【石質隕石 エイコンドライト】
組織構造や鉱物組成は地球の玄武岩によく似ており、エイコンドライトの約65%が小惑星ベスタの地殻が起源と考えられているHED隕石です。その他に火星隕石や月隕石などもあります。HEDとはホワルダイト、ユークライト、ダイオジェナイトの頭文字で、ホワルダイトは大部分がユークライトとダイオジェナイトの破片から構成されるレゴリス角礫岩で、ユークライトは主に斜長石と輝石で構成されていて、母天体の地殻を構成していたと考えられており、ダイオジェナイトは深成岩に起源を持つ火成岩で構成され、ユークライトよりも大きな結晶が成長するのに十分な深さでゆっくりと固化したものです。
【エイコンドライト ユークライト】
エイコンドライトの中では最も一般的なのがユークライトで、カルシウムに富むアノーサイトという斜長石を多く含むためカルシウムに富んだエイコンドライトに分類されます。
ピジョン輝石のマトリックスには小さな鉄金属の粒が含まれているので、僅かに磁石にくっつく標本もあります。
ユークライトの最大の特徴は落下したばかりのものには黒く輝く溶融表皮があることで、ダイオジェナイトにはない特徴です。
【エイコンドライト ダイオジェナイト】
ダイオジェナイトはギリシャの哲学者ディオゲネス(Diogenes)にちなんで名付けられ、ディオゲネスは隕石が地球外からやってきたものだと初めて示唆した人だと言われています。
ダイオジェナイトは鉄に富んだハイパーシーンとブロンザイトという斜方輝石の結晶からほぼ出来ており、地球上ではあまり見られないフェロシライトなどを含んでいます。
オーブライトと同様でほぼ純粋な単一鉱物であり、母天体の内部で冷却がゆっくり進んだため結晶が大きく成長した貫入岩であり深成岩です。
【エイコンドライト ロドラナイト】
1868年10月1日14時に落下したパキスタンのロドランにちなんで名付けられ、珪酸塩鉱物の大部分はカンラン石と輝石で構成されておりアカプルコタイトよりも粗粒です。
ロドラナイトは鉄ニッケルと硫化鉄が共晶点に達するまで加熱されたコンドライトで、達した時点で部分溶融が起こり金属とシリカの溶融物の一部が取り除かれました。
ロドラナイトとアカプルコタイトは、おそらくS型小惑星に近い母天体が起源であると考えられており、ロドラナイトの方が粒子が粗く同位体法でより高い温度が得られるため母天体のより深部で作られたものだと考えられています。
【エイコンドライト オーブライト】
オーブライトという名前は1836年にフランスのオーブレスに落下した隕石に由来し、エイコンドライトの中ではエンスタタイトを最も多く含むのでエンスタタイトエイコンドライトとも呼ばれています。
オーブライトの組成はほぼ純粋なMgSiO3で鉄ニッケルや鉄の輝石を含まないため明るい色をしていることが多く、新鮮な標本は灰色か淡い褐色の表皮があり、この表皮の色こそがオーブライトの最大の特徴です。
【エイコンドライト ホワルダイト】
ホワルダイトはダイオジェナイトとユークライトの破片からなるポリミクト角礫岩でコンドライト質の物質も含んでおり、ホワルダイトの結晶には太陽風によるダメージが見られ、これは月の土壌サンプルに見られるダメージとほぼ同量であることから母天体は太陽に近い位置に存在していたと考えられています。
太陽風によるダメージから火星と木星の間にある惑星帯に起源があると考えられ、小惑星ベスタ表面の岩石組成がダイオジェナイトとユークライトの破片からなるポリミクト角礫岩に似ていることからホワルダイトの母天体だと考えられています。
【エイコンドライト ユレイライト】
ユレイライトは主に橄欖石とピジョン輝石で出来ており、際立った特徴なのが橄欖石と輝石の間に炭素質のグラファイトなどが存在することです。
炭素質とあるので炭素質コンドライトと関係性があると思うかも知れませんがユレイライトに含まれる炭素質の物質には高圧型で非常に小さなダイヤモンドも含まれます。
このダイヤモンドは宇宙空間で岩石同士が激しく衝突した衝撃で瞬時に形成されたものだと考えられています。
【エイコンドライト シャーゴッタイト】
シャーゴッタイトという名前はインド東部のシャーゴッティ近くに落下した隕石の名前から名付けられました。
火星に別の小惑星が衝突した衝撃で宇宙空間に岩石が放出されて、その後に地球に落下したものであると仮定されています。
なぜそう仮定されているかというとアメリカ航空宇宙局が1960-1970年代に行った火星探査計画で火星に着陸した探査機や軌道上の宇宙船によって測定された火星の岩石と大気ガスがシャーゴッタイトから検知された元素組成・同位体組成とほぼ一致したからです。
特徴をみてみると斜長石や輝石や橄欖石からなる集積岩でマグマから晶出した結晶がマグマ溜まりの底に沈むときに水平になったのか結晶が一定方向を向いているものが多いです。
【月起源隕石】
月隕石は地球で発見された月を起源に持つ隕石のことで、大部分の月隕石は月へ他天体が衝突したことによって吹き飛ばされた破片です。
月に着陸したアポロ計画で採取された月の石は月の狭い地域から採取されましたが、月隕石は月の裏側を含む地質学データを分析できると考えられています。
月は海と高地があり、月の地表の16%を占めているのは濃い色の玄武岩で覆われた月の海と呼ばれている平原ですが、地球のように水が存在しているわけではありません。
2013年2月現在、月起源隕石は50個ほどが地球に落下したと考えられています。
【月起源角礫岩】
いろいろな岩石の破片が寄り集まって形成されており、月の高地では最も良く存在している岩石です。
月は長い歴史を通じて無数の隕石の衝突にさらされてきましたが、その結果、生じた岩石の破片が衝突の熱や圧力で再結合し角礫岩となりました。
【月起源斜長岩】
高地の地殻の大部分を占める月の始原的な岩石でアルミニウムに富み密度が低く、月の誕生とほぼ等しい45.1~44.4億年前に形成されました。 月の形成直後は、表面の大部分が融解した溶岩の海であったと考えられており、冷却の過程で軽い斜長岩が浮かび上がり固化し地殻となりました。
【月起源インパクトメルト角礫岩】
様々な高地の岩石の破片が隕石の衝突によって融解し再結晶化したものです。 融解した部分(インパクトメルト体)の化学組成は玄武岩に近くLKFM玄武岩と呼ばれています。 月の海の玄武岩は火山性ですが、LKFM玄武岩は衝突による融解で生成されており、アルミニウムは乏しく鉄を含んでいます。


【鉄隕石】
鉄隕石とは隕鉄と呼ばれる鉄とニッケルの合金を主成分とする隕石で、分化した小惑星の金属核が起源と考えられており、鉄隕石に含まれる鉄は、鉄器時代の始まりを告げる製錬技術が開発される前に人類が利用可能な鉄の最も初期の供給源の一つでした。
鉱物的には主にニッケルに乏しいカマサイトとニッケルに富んだテーナイトから出来ており、構造によりヘキサヘドライト、オクタヘドライト、アタキサイトに大きく分けられ、構造の違いはニッケル含有比によるものです。
【鉄隕石 アタキサイト】
アタキサイトはギリシャ語で構造を持たないという意味に由来しており、ニッケルの含有量は13-25%程度で本質的にはテーナイトとカマサイトの細粒混合物(プレッサイト)からなる隕石です。
ほとんどのアタキサイトがIVBグループに分類されるかungroupedに分類され、一部だけがIABに分類されています。
エッチングしてもオクタへドライトのように顕著なウィドマンシュテッテン構造は現れないため、原石もスライスも偽物として鉄鋼スラグ(鉱滓)などが出回いますが、ニッケル検出テストや顕微鏡でカマサイトやテーナイトの結晶が確認できれば識別できます。
【鉄隕石 オクタヘドライト】
オクタヘドライトという名前はテーナイトの結晶格子の角にカマサイトが成長し八面体(オクタへドロン)構造になることに由来しており、ニッケルの含有量は6.5-12.5%程度です。
エッチング処理を施すとカマサイトよりも酸に溶けにくいテーナイトが浮かび上がり、特徴的な模様のウィドマンシュテッテン構造が現れ、
構造のバンドの幅(ニッケルの含有量)により最粗粒、粗粒、中粒、細粒、最細粒、プレスティックなどに分類されます。
ニッケルが少ないほど粗粒(バンド幅が広くなる)よりになり、オクタへドライトは結晶(八面体)に対して縦横斜めなど違う角度で切断した場合は全く違う模様が出現し、ウィドマンシュテッテンとは構造を一番初めに論文として発表したカウント・アロイス・フォン・ウィドマンシュテッテン氏からきています。
【補足】
構造的分類としては、ウィドマンシュテッテン構造のバンドの幅により最粗粒(3.3mmを超えるもの)、粗粒(1.3-3.3mm)、中粒(0.5-1.3mm)、細粒(0.2-0.5mm)、最細粒(0.2mm未満)、プレスティック(オクタヘドライトとアタキサイトの中間的な構造)に分類され、簡単に言うとニッケルが少ないほど粗粒(バンド幅が広くなる)になります。
化学的分類としては、当初は4つのグループ(I、II、III、IV)に分けられていましたが、その後はさらに分割され(例えばIAやIBのように)、さらにその中間的な隕石が発見されるとIAとIBはIABに統合され、2006年には鉄隕石全体で13のグループ(IAB、IC、IIAB、IIC、IID、IIE、IIIAB、IIICD、IIIE、IIIF、IVA、IVB、IIG)に分類されました。
特にIABグループについては、さらに細分化されており、IABメイングループ、sLL(低Au低Ni)、sLM(低Au中Ni)「旧:IIIC」、sLH(低Au高Ni)「旧:IIID」、sHL(高Au低Ni)、sHH(高Au高Ni)など多数のグループに分割されています。
地球上にはジョセフィナイト(Josephinite)という天然の鉄ニッケル合金で出来た鉱物があり、結晶構造までオクタへドライトに似た非常に珍しい鉱物があります。
【鉄隕石 ヘキサヘドライト】
ヘキサヘドライトという名前はカマサイトの結晶が六面体(ヘキサへドロン)構造であることに由来しており、ニッケルの含有量は4.5-6.5%と鉄隕石の中では少ないです。
エッチング後には多くの場合でカマサイトの断面にノイマンラインと呼ばれる様々な角度で交差する平行線が見られ、1848年に初めて研究を行ったフランツ・エルンスト・ノイマンにちなんで名付けられました。
ノイマンラインがなぜ現れるかというと母天体に衝撃が加わったことでカマサイトの結晶にも衝撃が加えられ、変形したことが原因だと考えられており、カマサイト双晶面の結晶内にある薄い板状構造の断面が線のように見えるからです。
【鉄隕石 アングループドゥ(ungrouped)】
鉄隕石の約90%は異なる化学グループ(IVBやIIABなど)に属し約10種類の母天体に由来しています。
残りの10%は母天体が不明であったり、どの化学グループにも当てはまらずグループ化されていません。
将来的に新発見などがあり新たな化学グループやサブグループが作られると分類されます。


【石鉄隕石】
石鉄隕石は、鉄-ニッケル合金とケイ酸塩鉱物がほぼ同じ割合で含まれている隕石のことで、パラサイトとメソシデライトに分類されます。
【石鉄隕石 パラサイト】
丸みのある粗粒状のカンラン石とその間を埋める鉄-ニッケル合金から出来ており、パラサイトという名前はシベリアの山中にあるクラスノヤルスク付近で発見された隕石を研究したドイツの博物学者ペーター・ジーモン・パラス氏にちなんで1772年に名付けられました。
パラサイトの鉄-ニッケル部分はオクタへドライトなのでエッチングによりウィドマンシュテッテン構造が現れ、トロイライトやシュライバーサイトが含まれていることも多く、パラサイトの中にはブレナムのように空気に触れると酸化しやすい(錆びやすい)不安定なものやセイムチャンのように酸化しにくいものもあり様々です。
パラサイトがどうやって出来るのかは正確には判明していませんが、小惑星のコアとマントルの混合物が衝突し珪酸塩と鉄-ニッケル合金が溶液化したものが固化したと考えられています。
酸素同位体組成、隕石の鉄分組成、珪酸塩組成を用いて、パラサイトは次の4つのサブグループに分類されます。
99%以上のパラサイトがPMG(パラサイトメイングループ)で、5つの標本のみがPES(パラサイトイーグルステーション)に分類され、バーミリオンとヤマト8451のみPPX(輝石パラサイトグループレット)に分けられ、その他はP-ung(パラサイトアングループ)に分類されています。
非常に貴重で地球に落下する隕石のおよそ1パーセントがパラサイトだと言われており、陸地に落下し発見されているのは0.1%未満だと言われています。日本では1898年に高知県に落下した330gの在所隕石が唯一となっています。
【石鉄隕石 メソシデライト】
メソシデライトは珪酸塩鉱物と鉄ニッケル成分の比率が1対1ということから珪酸塩鉱物と金属の真ん中という意味でmeso(中間)siderite(隕鉄)と名付けられ、ポリミクト角礫岩(異なる鉱物組成を持つ岩石破片の集積体)で珪酸塩部分は斜長石やカルシウム輝石、紫蘇輝石や古銅輝石などから出来ています。
母天体に他の天体が衝突した結果、母天体の表面で形成されたと考えられており、珪酸塩部分はユークライトやダイオジェナイトに似た組成を持ち、斜長石と高温型の石英(鱗珪石)に富むタイプAや斜方輝石に富むタイプBなどのサブグループがあります。


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