逸見石 ヘンミライト 千代子石 チヨコアイト 5.5g 原石 標本 岡山県布賀鉱山 Henmilite Chiyokoite 1

千代子石(ピンク色っぽいもの)は0.1mmあるかどうかで逸見石も2mm程度ですが、まるで親子が寄り添うような標本です。
【サイズ】
約 縦30X横20X高9mm
【重さ】
約5.5g
【産地】
岡山県高梁市備中町布賀鉱山
「逸見石」
【分類】
硼酸塩鉱物
【化学式】
Ca2CuB2(OH)12
【結晶系】
三斜晶系
【モース硬度】
1.5-2
【光沢】
ガラス光沢
【色】
青紫色
【条痕】
淡紫色
【比重】
2.5
【逸見石の豆知識】
逸見石は1986年に中井泉氏、岡田久氏、益富寿之助氏、小山栄二氏、長島弘三氏によって発表された新鉱物で、名前は岡山大学の鉱物学者である逸見吉之助氏と次女の逸見千代子氏にちなみます。
日本で発見された新鉱物のなかでもひときわ美しい外見を持ち、産出量が少なく、極めて珍しいことから有名になり、1995年頃などは高額な値段で取引されていましたが、その後は素晴らしい標本が手頃な値段で出回りました。
しかし近年では採り尽くされたのか、綺麗な標本は出回らなくなりました。
通常は小さな結晶で産出し、濃青色の板状結晶で直方体を斜めに押しつぶしたような形をしており、世界中でも岡山県の布賀鉱山でしか発見されていない希少な鉱物です。

「千代子石」
【分類】
硼酸塩鉱物
【化学式】
Ca3Si(CO3){[B(OH)4]0.5(AsO3)0.5}(OH)6・12H2O
【結晶系】
六方晶系
【へき開】
二方向良好
【モース硬度】
測定不能(2021年4月時点)
【光沢】
ガラス光沢
【色】
無色、褐色、淡桃色、ピンク色
【条痕】
白色
【比重】
1.85
【千代子石の豆知識】
チヨコアイトという名前は、2019年にロシアの鉱物学者であるInna Lykovaらが布賀鉱山のスカルン鉱物の鉱物学的研究に多大な貢献をした岡山大学理学部地球科学科准教授であった鉱物学者の逸見千代子博士に敬意を表して名付けました。
千代子博士の父は逸見石で知られる逸見吉之助博士で、親子で鉱物の名前になっています。
千代子石は、研究者の一人が2006年7月に布賀鉱山で採取した標本から発見されており、2021年4月時点ではチヨコアイトの結晶が非常に小さいものしか見つかっていないため、モース硬度は測定されていません。
千代子石は方解石、逸見石、タカラン石などと関連した鉱物で、通常は長さ30ナノメートル、厚さ20ナノメートルまでの六角柱状の結晶として現れ、脆いクラスター状に形成され、最大で1cmほどまで大きくなります。