サンチアゴパパスキアロ 19.9g スライス 標本 隕石 鉄隕石 ung No.1
【サイズ】
約 縦37X横28X高2.2mm
【重さ】
約19.9g
ルースケース・防錆オイル(小)・隕石説明カード・隕石名と産地が書かれたシール付きです。
エッチングしましたがアタキサイトに近いので模様は出ませんでした。線っぽく見えているのは切断時の段差です。
【種類】
鉄隕石 ungrouped
【発見地】
メキシコ合衆国ドゥランゴ州サンチアゴ・パパスキアロ村
【発見年】
1958年
【サンチアゴ・パパスキアロの豆知識】
英名:Santiago Papasquiero
J.Silva氏がサンチアゴ・パパスキアロ村から約135km南西の地点で薪割りをしていた際に総質量119.5Kgの錆びた塊があるのを発見しました。
錆びた外観は部分的にカリシェで覆われており溶融表皮の名残はなくなっていました。
内部は質感的にも化学的にも鉱物学的にも非常に珍しいもので再結晶したカマサイトはこの組成の鉄に期待されるウィドマンシュテッテン構造を全く示さず、シュライバーサイトや炭化物の兆候もありません。
リンの量が非常に少なく分散したテーナイトを伴っており、硫化物はトロイライトや広く分散したドーブレライトが顕著です。
今までにない新しいタイプの隕石だったため1964年に科学的に注目され、数十年の間アリゾナ州立大学のコレクションに保存されていました。
【鉄隕石 アングループドゥ(ungrouped)】
鉄隕石の約90%は異なる化学グループ(IVBやIIABなど)に属し約10種類の母天体に由来しています。
残りの10%は母天体が不明であったり、どの化学グループにも当てはまらずグループ化されていません。
将来的に新発見などがあり新たな化学グループやサブグループが作られると分類されます。
¥35,800.