2026/01/22 18:55
【2026.01.22更新】
隕石を知るうえで店長が超おすすめする一冊

10年以上前に出版された本なので隕石の分類は旧分類になっていますが、隕石はどこからやってくるのか?鉄隕石と石質隕石と石鉄隕石はどのようにして出来るのか?ウィドマンシュテッテン構造がある隕石の種類はどれなのか?シュライバーサイトやトロイライトの見分け方などなど、隕石コレクターとしての重要な情報が満載です。この本さえ読めば片手間で隕石を販売している人よりも高度な知識を得ることができます。
隕石の落下現象から科学的・鉱物的組成、形成の過程についてまで、隕石のすべてをわかりやすく解説。隕石の交換価値、最新隕石落下リスト、隕石コレクションの豊富な博物館のリスト、エッチング方法やニッケル検出法なども記載されています。
【公開されている論文で隕石の勉強になるpdfファイル】
筆者:札幌学院大学 小出良幸 教授
【豆知識ページ】
【石鉄隕石】
石鉄隕石は、鉄-ニッケル合金とケイ酸塩鉱物がほぼ同じ割合で含まれている隕石のことで、パラサイトとメソシデライトに分類されます。

丸みのある粗粒状のカンラン石とその間を埋める鉄-ニッケル合金から出来ており、パラサイトという名前はシベリアの山中にあるクラスノヤルスク付近で発見された隕石を研究したドイツの博物学者ペーター・ジーモン・パラス氏にちなんで1772年に名付けられました。
パラサイトの鉄-ニッケル部分はオクタへドライトなのでエッチングによりウィドマンシュテッテン構造が現れ、トロイライトやシュライバーサイトが含まれていることも多く、パラサイトの中にはブレナムのように空気に触れると酸化しやすい(錆びやすい)不安定なものやセイムチャンのように酸化しにくいものもあり様々です。
パラサイトがどうやって出来るのかは正確には判明していませんが、小惑星のコアとマントルの混合物が衝突し珪酸塩と鉄-ニッケル合金が溶液化したものが固化したと考えられています。
酸素同位体組成、隕石の鉄分組成、珪酸塩組成を用いて、パラサイトは次の4つのサブグループに分類されます。
99%以上のパラサイトがPMG(パラサイトメイングループ)で、5つの標本のみがPES(パラサイトイーグルステーション)に分類され、バーミリオンとヤマト8451のみPPX(輝石パラサイトグループレット)に分けられ、その他はP-ung(パラサイトアングループ)に分類されています。
非常に貴重で地球に落下する隕石のおよそ1パーセントがパラサイトだと言われており、陸地に落下し発見されているのは0.1%未満だと言われています。日本では1898年に高知県に落下した330gの在所隕石が唯一となっています。
【石鉄隕石 メソシデライト】
メソシデライトは珪酸塩鉱物と鉄ニッケル成分の比率が1対1ということから珪酸塩鉱物と金属の真ん中という意味でmeso(中間)siderite(隕鉄)と名付けられ、ポリミクト角礫岩(異なる鉱物組成を持つ岩石破片の集積体)で珪酸塩部分は斜長石やカルシウム輝石、紫蘇輝石や古銅輝石などから出来ています。
母天体に他の天体が衝突した結果、母天体の表面で形成されたと考えられており、珪酸塩部分はユークライトやダイオジェナイトに似た組成を持ち、斜長石と高温型の石英(鱗珪石)に富むタイプAや斜方輝石に富むタイプBなどのサブグループがあります。
メソシデライトは珪酸塩鉱物と鉄ニッケル成分の比率が1対1ということから珪酸塩鉱物と金属の真ん中という意味でmeso(中間)siderite(隕鉄)と名付けられ、ポリミクト角礫岩(異なる鉱物組成を持つ岩石破片の集積体)で珪酸塩部分は斜長石やカルシウム輝石、紫蘇輝石や古銅輝石などから出来ています。
母天体に他の天体が衝突した結果、母天体の表面で形成されたと考えられており、珪酸塩部分はユークライトやダイオジェナイトに似た組成を持ち、斜長石と高温型の石英(鱗珪石)に富むタイプAや斜方輝石に富むタイプBなどのサブグループがあります。





